道路日常管理へのスマートフォン活用

提案者

 茨城県水戸土木事務所及び土浦土木事務所

提案の概要

 道路管理業務に、スマートフォンなどと連動したシステムを用いると、迅速化、省力化につながるか検証を行いたいとの提案がありました。

調査の概要

 スマートフォン及び車載カメラをパトロール車両に、それと連動するデータ処理システムを事務所に装備し、それらを操作して道路管理への導入方法を検討する。

■スマートフォンを活用した道路パトロールのイメージ

①スマートフォン
 内蔵センサー(加速度,角速度,GPS)を利用し路面の平坦性を推定する
②車載カメラ
 走行時に自動的に路面の動画を撮影する

車両1 ①と②を搭載
車両2 ①を搭載
車両3 ①を搭載

 車両1,2,3を道路パトロールに取り入れ、平坦性及び路面の動画をデータ化し、時系列的な路面の変状を把握する。

(以降 H30.5.24追加)

成果

  • 路面の平坦性を示す指標である国際ラフネス指数(IRI)を推定・地図表示することにより,容易に路面の概況を 把握することができる。

平坦性の表示例(路面が平坦な場合は青く,平坦でない場合は赤く表示される)

平坦性の表示例

  • 撮影動画から切り出した画像を併せて参照することにより,路面状況を再確認することができる。

撮影画像例

撮影画像例